映画レビュー ソロモンの偽証 前篇

どうもメンマです。

前回の「八日目の蝉」に引き続き、成島出監督の作品をレビューしていきます。

映画のレビューなんていまさらオワコンじゃんっていう風に思うかもしれませんが、私もそう思います。まあ、それでもなにかやろうと思ってやってます。

シナリオの勉強も兼ねているので、あくまでもメモくらいに思ってください。自己満です!

今回の「ソロモンの偽証」は、前篇、後篇に分かれています。原作は宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」でこちらの小説では、第I部 事件、第II部 決意、第III部 法廷の三部にわかれています。

さらに、ソロモンの偽証とグーグル検索で調べると、検索候補に、「ソロモンの偽証 韓国」と出てきました。

え?韓国?と思ったら、韓国版でリメイクされているようです。こちらもアマゾンプライムで見放題の作品でしたので、今度見てレビューしたいと思います。

まず、レビューする前に予備知識としてソロモンの偽証というタイトルについて考えたいと思います。

ソロモンというのは旧約聖書上の人物です。

ヘブライ王国(イスラエル)の第3代の王様と言われています。時代で言うと、紀元前10世紀です。

そんなソロモンは賢い人物だったとされ、ソロモンの審判という逸話があります。

二人の女が同じタイミングでそれぞれ子供を産みました。しかし、ある時、片方の女が誤って子供を殺してしまうと、もう片方の女の子供を奪い、自分の子供のようだと主張しました。

彼女らが法廷に訴えると、ソロモンは”生きている子供を剣で斬り半分づつ分ける”という結論を命じました。

なんておっかない結論なんでしょう。でもソロモンはただ気が狂ってそんな結論を出したわけではありません。

その結論を受けて、本当の母親は泣きながら裁判には負けてもいいから、子供を生かしてくれるように懇願しました。

その姿をみてソロモンは本当の母親を結論付けたという逸話です。

このエピソードは多くの絵画のモデルにもなっています。

絵画の著作権がどうなのかよくわからないので写真は載せられませんが、気になる方は調べてみてください。

さて、このエピソードがソロモンの偽証とどのような関係があるのか、そんなことを考えながら映画をみていきましょう。

映画レビュー「ソロモンの偽証 前編」

それではここからがレビューです。

ソロモンの偽証を見て思ったことですが、まず怖い。

怖いというか、暴行のシーンとかがやたら長い。

女子中学生が男子中学生相手にぼこぼこにされるシーンなんて、何分も見ていられません。つらいです。

しかも、効果音も大きいので、映画館でみるならまだしも、ヘッドフォンとかで家で殴られるシーンを見ていると、やはりつらいものがあります。

内容は、さすがおもしろい。

一人の生徒が殺されたことを機に、先生や周囲の生徒が巻き込まれ、それぞれ傷ついていきます。

前篇は、事件が起きた後、主人公である藤野涼子が学校で裁判を起こそうといい、動き始めるまでが描かれています。

殺された生徒の担任、殺したと疑われた生徒、その母親、それぞれが事件を機に苦しみます。それに対して、事件をなんとか解決しようとする藤野と、それを止めようとする大人たち、事件をかき回すマスコミ。それぞれがそれぞれの考えを持っているが故の悲劇がなんとも言えず、悲しくなります。

ところどころ主人公・藤野のモノローグが挟まるのですが、それも雰囲気をだしていてとてもよかったです。

学校の先生は、やや裁判に否定的なためか、生徒を押さえつけるような動きが多くみられます。さらには、怒りから藤野に手を挙げる先生もいました。

これはさすがにやりすぎでリアリティを損なうのでは?と思いましたが、

そこにいたるまでの先生の動揺のしかたと、冷静さを保つ藤野の様子から、そういうことがあってもおかしくはないとすら思いました。

これは先生役の安藤玉恵さんの演技がかなり光ったと思いました。

というか、これは調べていて驚いたことなのですが、安藤玉恵さんって、「庭劇団ペニノ」のタニノクロウさんの奥さんなんですね。

演劇をしている人ならおそらく知っているだろうタニノクロウさんは、「地獄谷温泉 無明ノ宿」という脚本で岸田國士戯曲賞を受賞する有名な劇作家です。

私もタニノクロウさんの脚本が好きなので驚きました。

話がそれてしまいましたが、そんな感じでこの「ソロモンの偽証」は迫真の演技で目が離せないものになっています。

ほかに注目すべきキャストとしては、松重豊さん。

やはりこの方はかっこいい。今回は生徒たちの味方として頼りになる教師を演じています。

それから主役の藤野涼子さん。藤野涼子さんは、藤野涼子役としてデビューしています。

デビュー時点で藤野さんはテアトルアカデミーという演技のスクールに通ってはいたものの、ほとんど演技経験はなくエキストラ程度だったようです。

それなのに約一万人にも及ぶ大規模なオーディションから主演に抜擢されたのです。

映画をみると、生徒の中でもひときわ演技力が目だっています。

低い声で落ち着いた声。しっかりと相手を見つめる瞳。主演が初めてとは思えないほどの出来でした。

そのあとは、成島出監督の作品に何度か出演するものの、あまりそれ以外は見ることはありませんね。少し残念です。

前篇の感想はこれまでにしておきます。ここまでではソロモンの偽証というタイトルはよくわかりませんね。後篇ではわかるのでしょうか?

そして後篇では驚くべき事実が明らかにされるようですね。

前篇を見ると、後篇も見なければという気分には当然なります。

後篇もレビューしたいと思います。よろしくお願いします~。

 

 

 

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